【千葉大学馬術部】千馬術部ログ

千葉大学馬術部の現役生によるブログです。

写真撮ればよかった・・・

さて、わが愛馬が一頭、サマーフォース
通称、サマー(ちゃん)
頭は悪く、ビビリだが、なかなか面白い、そして可愛い馬鹿だ
ちょっとそんなこの子を紹介

まず、この子、とにかく食いしん坊だ

誰より後に食いはじめても、即刻食い終わり、モノ欲しそうにこちらを見てくる。
上げたものは、とりあえず何でも食べる。
飼に、人参、りんごは普通だが、砂糖ばかりか、クリの中身から(まだ固めの)プラムまで
あげればたいていの物を食うんではなかろうか?
けど、あんまり変なもんあげるとおなか壊すので自重して。
ただでさえ、齰癖(くっさく・グイッポ)がひどいんだから
疝痛(ぽんぽんイタイイタイ)になるよ

放牧に出すといろいろなことをしてくれる

放牧すれば騎乗時には出来ないような大技を披露してくれる。
スライディングストップ・ロールバックもどきなどのウェスタン風の技をやってくれたり
雨降って、ぬかるんでるときなんかスライディングをしてくれたり(怪我しないでくれ・・・)
人を追いかけてる人を見て、ノリで追いかけてみたり
人の誘導に合わせて、頚を大きく横に持ってきたり、前肢の間に鼻先入れてみたり
後肢の側から人参差し出せば片後肢上げてバランス取りながら食べてみたり
でも、絶対に人は襲わない。少なくとも、進んで危害を加えようとはしない。

引き馬

頭絡つけたり、引き手をつけたりした状態だと、絶対に横を歩く人の元を離れない。
歩けば一緒に歩くし、走れば一緒に走るし、止まれば一緒に止まる。
横木またげばまたぐし、キャバレッティ飛べば、飛ぶ。
このしつけは崩れないで欲しい。
・・・けど、そこで待ってて!っていう芸当は出来ない。
「ステイ!」しつけてみたかったんだけどな
こいつ、絶対ついてくる・・・
その代わり、子供乗せた引き馬とかでも基本的に安全
よほどテンションが高くない限りは、すぐ横にいる人にあわせてついていく。
大活躍

手入れ

まず、上げるのが他のどの馬よりも楽
横に立って、中腰になって「はい、あげて」で左前肢
下ろしてから、「はい、反対」で、右前肢
後ろへ行って、中腰になって「はい、こっち」で左後肢
下ろしてから「はい、反対」で右後肢
声かけるだけで上げてくれる。そして、上げててくれる。
そして、まず確実にこいつは蹴らない。
・・・しかし、欠点がある。弱点というべきか
まず一点、耳がダメ
耳に触れようとするのがバレれば、途端にクビを命いっぱい上に上げて逃げ惑う
ぐわんぐわん首を振って逃げ惑う
でも、なぜか、流れで顔拭きながら順々に耳に達すると大丈夫だったりもする
この子は馬鹿だから
次に、怪我がダメ
痛いとこあれば、なるべく逃げようとする
なかなか触らせてくれない・・・洗えない
そんなの普通じゃん?って?
こいつの場合は、直接じゃなくて、遠いところからだんだん近づいていくと触れたり
気付かないうちに触ってしまえば大丈夫だったりする。
もう一度言うが、この子は馬鹿だから
が、気付くとダメ・・・なんなんだ!お前は!
あと、注射も苦手。ものすごい力が入る。筋肉注射なら注射器の針が曲がる(汗


そんなサマーちゃんですが、今日は・・・
顔拭いていたら、なんか、口元拭いて欲しそうにしてる
タオルで拭いてやったら、半分目を閉じて気持ちよさそうに頭動かして・・・
ハッ、と突然やめた
ちょっと頭上げてなんかこっち見てる
そして、同じところは拭こうとしてもぜんぜんうれしくなさそう
さっきまでのは一体・・・


今度は昼に顎の下なでてたら同じようにしてて・・・
突然、あっかんべ〜、べろべろべ〜
なんだか知らないが謎行動が多い・・・


夕作業のときふと気付くと隣の馬()の飼桶漁ってる・・・
いやね、馬房の壁に穴あけたヤツがいるんですよ
その穴から、鼻先突っ込んで漁ってる・・・
残念ながら、中身は無いんですが、気がつくとまた入ってないか確認
時間を置いて、また確認
どんだけ食い意地はってるんだ、おまえは!

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