【千葉大学馬術部】千馬術部ログ

千葉大学馬術部の現役生によるブログです。

【入部考え中の方へ】馬術部Q&A

馬術部への入部を考え中、ちょっと興味があるという方から寄せられる質問をもとに、プライベート情報に触れない範囲ですこし作ってみました。
他にも質問が来れば随時更新予定ですので、気になることがあればどしどしお寄せください。

なお、活動紹介の記事もありますのであわせて参照ください。

ジャンル:入部について

Q1.兼部・兼サーは可能ですか?
A1.忙しくなりますが、可能です。
馬の世話は交代シフトで行うシステムにしているので、毎日の参加は強制されません。
実際に、現部員、卒業生にも兼部・兼サーで最後まで活動していた人は何人もいます。

Q2.バイトもやろうと思っているのですが
A2.上記と同じ理由で可能です。
ただし、馬の飼育費を稼ぐために部で受けたバイトに割り振って入るシステムになっているため、扶養控除上限に掛かりそうな金額を稼ぐ場合には注意が必要になります。

Q3.入部するつもりですが、お試し泊まりをやっておいたほうがいいですか?
A3.泊まり体験はあくまで迷っている人向けの案内になりますので、入部を決めている方は特にその必要はありません。入部したら辞められないということも当然ないので、特に迷ってない方はすぐにでも活動に参加していただきたいと思います。

Q4.お試し泊まりって何が違うの?
A4.基本的には入部した時の活動と内容は変わりませんが、一泊二日ポッキリの体験になります。体験ということで具体的な内容を実践的に教えるというより若干説明寄りになるかもしれません。
入部すると馬の都合や人数のバランスを見て偏らないように調整した約一ヶ月後までのシフトが割り振られます。練習などよりきちんと計画立てて始めることが出来ます。
もちろん、途中で辞めたくなった場合もきちんと事前に連絡さえしていただければ問題ありません。特に始めてすぐは代わりを確保しないと回らないようなシフトは組みませんのでお気軽に参加してみてください。

ジャンル:部の活動内容について

Qi.どれくらいお金はかかりますか?
Ai.部費は月に3000円+駅周辺に借りている駐車場代分として+200円の計3200円が基本になります。
それ以外の出費には、活動場所までの交通費と食費(その日の当番で自分たちの分を出し合います)、騎乗に使うキュロット(乗馬用ズボン)、長靴(あるいはジョッパーブーツ+チャップス)、ヘルメットの三点になります。
ただし、乗馬用品に関しては卒業生の置いていった共用品を部でも所有していますので、サイズの合うものがあればそれを使うことも出来ます。こちらは早いもの勝ちになりますので、入部を決めている方で欲しい方がいれば早くに活動に参加して探してしまうのが良いと思います。

Qii.朝の授業には間に合うのでしょうか?
Aii.活動は早朝がメインになりますので、間に合います。
ただし、早いとそれだけ慌ただしくなりますので、夏は2コマ以降始まり、冬は3コマ以降始まりの前日のシフトが推奨されています。作業スピードなどに合わせて、その日の活動開始時間も当番それぞれが決めるので、より効率的に仕事ができるようになればそれだけ自分たちが楽になるのでがんばりましょう。

Qiii.夕作業と翌朝の両方の都合のいい日がないのですが、入部出来ないのでしょうか?
Aiii.可能ですので、授業割を提示の上ご相談ください。他の部員の都合など考慮して可能な選択肢を提案いたします。
シフトはあくまで、当番全員の力を合わせて『その日の馬の世話をする』ように組まれますので、例えば極端に言えば『朝は1限あるからすぐに出ないといけないけれど夕作業はできる人』と、『夕作業は出来ないけど朝の作業はできる人』の二人がいれば成り立ちます。もちろん、これは極端な例ですし、新入生は暫くの間上級生の監督下で活動できるように組まれますのでご安心ください。

Qv.合宿があると聞いたのですが、何をやるのですか?
Av.普段の活動に加えて、普段のシフトでは人数が少なくて、あるいは数日を要するので時間が足りなくてやりきれない作業を行うのがメインの目的になります。その他の内容はそれぞれの年、メンバーの裁量によります。
例えば、過去に行ったものでいえば、宿舎の天井の張替え、床の張替え、畳からフローリングへの交換、馬場の整備、障碍の制作などになります。
また、一定のメンバーで数日間を過ごすので、それに合わせた練習計画を組んだり、合宿の最後にプチ部内大会のようなことをやっていたり、合宿メンバー以外も呼び集めて打ち上げのBBQをやっていたこともあります。

Qv.中山バイトというのがあると聞いたのですがその収入はどうなりますか?
Av.馬の飼育費として部で受けているバイトになりますので部に納入することになります。
ただし現在では、どうしても人によって多少の回数差が出てしまう都合上多く入ってくれた人の負荷を軽減するためもあり、一回につき1000円が還元されるようになっています。
細かい部分につきましては、その年の財務状況を見ながら相談して変更することもあります。

Qvi.シフトは週一とのことですが、週一回しか乗れないのですか?
Avi.シフトはあくまで『馬の世話』のための割り振りですので、それ以外に乗りに来るのは制限しません。
ただし、極端に特定の日に人が固まりすぎると馬の健康面を考えて乗れないこともあります。
もちろん、練習の面で言えば見だけでも勉強になるので無条件で来てもらってもいいのですが、無理をおしてきたのに…となるともったいないので、予めその日のシフトの上級生に相談して来ることをおすすめします。

Qvii.入部の連絡をしたのですが、シフト決まる前は乗せてもらえませんか?
Avii.連絡さえ貰えればいつ来てもらっても大丈夫です。むしろ、積極的に練習に来てくれるのは歓迎します。

Qviii.シフト以外も、シフトの時間に行かないと乗れませんか?
Aviii.シフトはあくまで『馬の世話』なので、シフト外であればどの時間で来ても構いません。
例えば、泊まらずに朝に始発で来て馬に乗って手入れして帰るということも可能です。
ただし、その日の当番の人の都合や馬の体調・運動管理などもあるため乗るのが目的であれば事前に連絡して確認しておきましょう。馬は暑いのが苦手なので、基本的には早朝、あるいは夕方になります。

Qix.シフト以外で、世話しに、あるいは馬と遊びに来てはいけませんか?
Aix.シフトはあくまで、最低限の人数確保のためにされているので、追加できてもらうのは大歓迎です。
特に慣れないうちは、馬とふれあい、観察する時間を増やすことは騎乗の上達(馬とのコミュニケーション能力の向上)に直結します。
ただし、慣れていない人を上級生のいない馬場に置いておくわけにはいきませんので、必ず上級生に問い合わせて許可をもらってください。

Qx.中山バイトがあるときはその月の土日が全部潰れてしまうのですか?
Ax.部員数にもよりますが、バイトもシフトを組んで交代で回すため同じ人がその期間中全部入るわけではありません。一日あたりの枠の数がある程度決まっているため、それを分担することになります。ですので、人数が増えればそれだけ自由度が高くなります。
ただし、バイト以外に馬場のシフトも重なるためできるだけ予定空けてもらうことになると思います。
もちろん、何か予定を入れたくて空けたい日があれば部員で協力して調整することで回しているので、個別にお問い合わせ下さい。

Qxi.試合には強制で出ないといけませんか?
Axi.試合は馬とお金の負担が大きいのもあり、個人単位の話であれば必ずしも出る必要はありません。絶対に嫌だという人を無理やり出すこともありませんし、出ない人を辞めさせるということもありません。
ただ、部としてはその経験を後輩に引き継ぐためもあり、できるだけ一年間のうち一定数、誰かは出ることが推奨されています。また、出たくない人も、出ないにしろ後輩に教えるためとして程度には試合を意識した取り組みはしてもらいますし、部の代表として出てくれる人をサポートしてもらうことになります。
一方で、逆に出たいと言われても実力的に危険があると判断されれば監督その他の判断により出れないこともあります。

ジャンル:馬術・馬について


Q1.あまり運動神経が良くないのですが大丈夫でしょうか…
A1.もちろん、良いに越したことはありませんが、意外と運動苦手な部員は多いので大丈夫です。
逆上がり出来たことないとか、逆立ちとか出来ないとか、ハードル走がまともに出来ないとか…いろいろな人がいます(実例)
まぁ、何を運動神経と呼ぶかにもよりますが、馬術では基本的に運動するのは馬で審査対象も馬の運動なので、他のスポーツと比べると人の運動能力による差は小さくなります。内容に多少の制限やサポートはありますが、パラスポーツとして下半身不随の方で同様の馬術をやる人もいます。また、せっかく『大学』の馬術部なので運動神経が良くなくて出来ないとは『具体的に何が足りないのか』を考えて練習を考えて取り組むことも出来ますし、その協力はしますので、是非一緒に楽しんでみましょう。

Q2.馬のこと全然知らないのですが…
A2.大学に来て初めて馬と関わったという人は少なくありません。ちょっとは触ったことがあるという人も大抵は観光地での乗馬体験程度ですので、ほとんどが0からのスタートでやっています。
きちんと学ぶためのサポートはしていきますので、安心してください。

Q3.馬は人を見ると聞いたので、嫌われないか不安です。
A3.前段の通り殆どは素人ですので、はじめはうまくいかないこともあります。
けれど、馬は嫌った相手、嫌な思いをした相手に二度と心を開かない、許さないということはなく、きちんとこちらが対応を学べばそれに応じて仲良くなることが出来ます。
逆に言えば一度心をひらいてくれた相手でも、乱雑に扱えば嫌われてしまうことはあるので、考え方と行動を癖として身につけることは必要ですが、大事なのは観察と心構えなので、『馬に対する思いやり』からくる不安を持っているのであればそれは良い才能なので、きっとできるようになります。

Q4.動物自体飼ったことがなくて慣れておらず、怒っているのかなどわからないのですが
A4.表情の読み方からきちんと教えることは出来ます。
また、表情だけから100%感情がわかるわけではないので、状況や生態から推測して対応し、それに対する馬のリアクションを見て判断するという経験が大事になります。時としてその『知らないことの自覚』が『先入観のなさ』として武器になることもありますので、これから座学と経験で学んでいけば大丈夫です。もちろん、先輩、OBOG、コーチ陣も協力してくれますよ。

Q5.1年後には自分でも障碍が飛べるようになりますか?
A5.跳ぶのは馬ですので、極論を言ってしまえば落ちさえしなければ初日でも飛べます。
ただ、きちんと取り組もうとしたら早くに始めても弊害が大きいので、概ね半年から一年ほどしてから障害を意識した練習を始めることが多いです。シフト以外に練習にくる回数が多ければそれだけ早まる可能性は高まります。
また、具体的にこれをやりたい、これが出来るようになりたいなどあれば、それに合わせて必要な要素を獲得するための練習方法を一緒に考え、簡易的なロードマップを作ることも出来ますので、ご相談下さい。